こんにちは!karin@ノマド留学生エンジニアことかりんです。

みなさん、最近流行りの「バンライフ」ってご存知ですか?バンとは“車”、ライフとは“生活”。言葉の通り車で生活するライフスタイルのことです。

キャンピングカーとの違いでいうと、もっと手軽で運転がしやすい部分だと思います。短めの旅のために気軽にレンタルする人もいれば、普通の大きめのワゴンなどを改造してそれで完璧に生活しちゃう!なんて人もいます。

今回はなんと、バンライフしながらオーストラリアを横断してきちゃいました!

一緒に旅してくれたのは便利屋ギルドのシャンディさんとチャリ旅グラファーのロイさん。記事内のほとんどの写真はお二人が撮ってくださいました。

そして今回の旅では「まだ観光客も少なく、開拓されきっていないオーストラリアの新しい魅力を発見したい!」ということでシドニーからアデレードというオーストラリアの右下に位置する都市間を横断するという、どちらかというとマイナーな道を選びました。

道中で出会った野生の動物たちや、小さな、だけど魅力の詰まった普段語られない街についてフォーカスしています。そんないつもとは一味違うバンライフの始まり…!

楽しすぎるバンライフ!

初めてのバン横断ということでワクワクうきうき。

シドニーはオーストラリアの中でも大きな都市ですが1時間ほど走ってみると道路は開け、景色が一変。広大な大地が目の前に。

音楽をかけながらこの大きな道を大きい車で突っ走る。

「おおっ、旅っぽい!気持ちいい〜!」

バンなので普通の車より少し目線が高く、赤い土とひたすら広がる大地はもう気持ちよくて仕方ないです。

ここで一つ映える写真を。

たまに牧場があったりヒツジの群れがいたり「THE・田舎っぽさ」がたまらないです。

夜は外に出てみればこの満点の星空。星好きでよく空を見に行くのですが、街中でここまで綺麗に見えるのはなかなかないと思います。

自然が多くさまざまな景色や街を楽しめるのがオーストラリアの魅力の1つですね!

ただドライブするだけじゃない!バンライフの醍醐味とは?

今回のわたしは運転できない、料理担当もいる、メンバーは写真家ばかり、オーストラリア歴も長い。残るはまったくいいところのない私。笑

「これはいかん…!」

ということで今回のバンライフをさらに楽しくするべく考えたアイディアがこれ!

“映えるバンライフ”

日本から装飾品を持参し、ここだけに気合いのすべてを投入しました。

その結果がこちら!!!

こんなかわいい装飾のバンでオーストラリアの大自然の中を旅するなんてテンション爆上がりですよ!?シャッターも止まりません。

ちなみに装飾はIKEAや100均だったりで揃えられます。装飾全部を合わせても数千円もしないのに普段のドライブや旅がもっと楽しくなりますよ!

オーストラリア中部の街がレトロかわいすぎる!

オーストラリアの自然はすごい。街も大きい。というふうに書いてきましたが、今回は普段語られない小さな街の魅力がたくさん詰まった旅だったのです…!

まずは1つめの街、「エチューカ(Echuca)」。

最初はチェーン店も見当たらない、普段なら通り過ぎてしまいそうなくらい小さな田舎町だと思っていました。

しかし街中を走っているとだんだん

「あ、あのお店の雰囲気ステキ。」

「わあ、昔ながらのレトロ感がすごい。」

とエチューカの独特な雰囲気や魅力がどんどん溢れてくるのです。

街を散策するともうレトロなお店がたくさんで胸がギュンギュン。

子供たちに愛されているんだろうなあというカラフルなお菓子屋さん。(私は見るだけで十分でした笑)

他にもワインの工場や『ハリー・ポッター』に出てきそうな本屋さんなど、シャッターが止まらなくなるほどオシャレでかわいいお店が立ち並んでいました。

天気はあいにくの雨でしたが、それでも魅力がたくさん伝わるほどだったので晴れの日にまたリベンジしたいなと思います。

まるでタイムスリップ!時代の革命を肌で感じられる“パイオニア・セトルメント

次のレトロかわいい街は「スワンヒル(Swan Hill)」。

この街は“パイオニア・セトルメント”が有名で知られています。

パイオニア・セトルメントとは…

Pioneer(パイオニア):開拓者

Settlement(セトルメント):例えば人の手で耕す→機械で自動的に耕してくれる

これってすごい革命的ですよね!?仕事めっちゃ捗る〜!みたいな発明品をただ展示してあるのではなく、施設全体が昔の街並みになっていて、まるでタイムスリップしたような感覚が味わえる体験型博物館なのです!

時代を変えた農耕機や蒸気機関など画期的な発明品が展示されています。

他に船に乗って歴史を教えてもらいながら川を周遊するアクティビティや、馬車に乗って街を散策することもできます。

ここは本当に街の完成度が高すぎます。外に置いてあるベンチだけで映えるのでぜひ行ってみてください!歴史も興味深く、アクティビティを楽しみながら素敵な街並みが楽しめます。

ちなみにご紹介してきたレトロかわいい街の「エチューカ」と「スワンヒル」ですがネットで調べてもほとんど詳しい情報が載っておらず、日本人に出会うことはまずありませんでした。

観光客も少なくゆっくりとした時の流れを感じられてとてもよかったので今のうちにぜひ行ってみてほしい場所です。

なにこの生き物!?オーストラリアの道路はリアルサファリパーク

何度もお伝えした通り、オーストラリアには広大な自然が溢れかえっています。

しかしながら当時の私はオーストラリアの動物といえばカンガルーかコアラくらいにしか思っていませんでした。実際に道路を走ってみるまでは…

ある日、いつも通りに大きな道路を走っていると右側をなにかが疾走している。

…エミューの大群!

エミューってご存知ですか?私はめちゃくちゃ大きな卵を産むくらいの知識しかなかったのですが実は時速60kmもの速さで走る鳥なんです。

それが10羽以上の群れを作り畑の上を大疾走していました。迫力がすごかったです。これに追いかけられたら怖すぎます。

他にも、ポッサムってご存知ですか?

私はオーストラリアに来て初めて知りました。車内で寝ていて、ふと外を見てみると、なにやら車のすぐそばに怪しげな影。

ライトで照らしてみると夜ごはんの残飯を漁ろうと、うろちょろするポッサム。触りませんでしたが、人に慣れているのか至近距離でも逃げずに興味津々に探ってました。

他にもたくさん、日本では見ない動物や風景を見たので箇条書きで簡単に紹介します。

・川にペリカン

・荒野を駆けるうさぎ

・農場にアルパカ

・カンガルー

・キャンプ場にポッサム

・高速のエミュー

などなど…

シドニーからアデレードのオーストラリア中部の横断は大自然と大都市、そしてオシャレかわいい風景まで楽しめる欲張り楽しいルートでした!今度は野生のコアラを探しにリベンジしたいと思います。

広大な自然、かわいい街、そして大都市。オーストラリア北西部は隠れた魅力で溢れていました。

あまり知られていないところにフォーカスを当てるのも新しい発見があって新鮮だし、ただまわるだけでなくオシャレなバンでいつもの旅をちょこっとアップグレードしてみたり。そんな一手間加えた旅も刺激的でたまにはいいですね!

以上、ノマド留学生エンジニアのかりんでした!

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